セイバーメトリクス講座の6回目。
今回は守備指標である「TZR」。
TZRとは
伝統的指標
守備を評価する伝統的な指標として「守備率」がある。
「守備率」
→(刺殺+捕殺)/(刺殺+捕殺+失策)×100
→「守備機会」のうち「失策なく処理した割合」
→高いほど、守備が安定している。
だがこの「守備率」にも致命的欠陥がある。
①「守備範囲」を無視している。
②「打球の難易度」を考慮していない。
つまり、守備範囲が狭い選手が、追いつける範囲で
簡単な打球ばかり処理していれば、守備率は高くなり
守備範囲が広い選手が、ギリギリの打球にチャレンジし続けると
守備率は低くなってしまう。
これでは、実際の守備貢献度を測ることはできない。
定義
そこで守備範囲を可視化するために考え出されたのが
「ZR(ゾーンレーティング)」という概念。
ビデオ解析で、守備範囲に飛んできた打球をどれだけの確率で処理できたかを算出。
これにより「守備範囲」と「処理能力」を客観的に測定できる。
「TZR」(Total Zone Rating)
→「平均的な選手と比較」して、「どれだけ失点を防いだか」
→平均を0として、+なら「上手」、-なら「下手」
評価の目安
| 15~ | ゴールデングラブ級 |
| 10~15 | 極めて優秀 |
| 5~10 | 平均以上 |
| -5~5 | 平均 |
| -10~-5 | 平均以下 |
| ~-10 | 守備に難あり |
TZRの活用事例
パリーグ上位5傑(2025)
| POS | TZR | POS 補正 | 守備 範囲 | 送球 | ||
| 周東 佑京 | ソフトバンク | CF | 15.3 | 2.6 | 10.1 | 4.8 |
| 辰巳 涼介 | 日ハム | CF | 13.8 | 3.1 | 10.2 | 3.2 |
| 中島 大輔 | 西武 | LF | 12.5 | -3.6 | 9.7 | 2.7 |
| 万波 中正 | 日ハム | RF | 12.4 | -3.4 | 13.8 | 0.0 |
| 滝澤 夏央 | 西武 | 2B | 12.0 | 1.5 | 9.9 | - |
- WARと同様、守備位置補正がある。
センターラインは難易度高く、両翼角は難易度低い。 - 周東、滝澤はイメージ通りだが、それ以外は??
オリックス主力野手(2025)
| POS | TZR | POS 補正 | 守備 範囲 | 送球 | |
| 太田 椋 | 2B | -7.8 | 2.3 | -7.3 | - |
| 紅林 弘太郎 | SS | -5.6 | 8.0 | -7.4 | - |
| 宗 佑磨 | 3B | -10.0 | -3.1 | -11.6 | - |
| 中川 圭太 | CF | -5.2 | 1.3 | -4.3 | -1.1 |
| 西川 龍馬 | LF | -3.1 | -5.4 | -2.7 | -0.5 |
| 杉本 裕太郎 | RF | 0.7 | -2.6 | 1.9 | -1.4 |
- 外野はまだしも、内野も壊滅的。
ほぼ全ポジションでリーグ最低。。 - 名手のイメージがある宗が最下位で
打撃専のラオウだけがプラス。この指標あってんの??
まとめ
テクノロジーの劇的進化により、1球毎のビデオ解析が可能となり
守備範囲も、印象ではなく客観的に評価できるようになった。
それにしてもオリックスのTZRは酷い。。
来季は麦谷に期待。
トレーニングで、ユニフォームが似合う身体を手に入れよう!
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