【頑張ったご褒美】FA制度の概要

用語

森、西川、九里と、オリックスも近年積極的に活用し
戦力充実を図ってきたFA制度。
現行のFA制度についてまとめてみる。

種類と取得条件

種類必要年数対象
国内FA権8年NPB全球団
海外FA権9年MLB含む国内外全球団
再取得4年
  • 一軍での「出場選手登録日数」が基準。
  • 大卒、社会人の国内FA権は7年。
  • 1シーズン(145日以上)を1年とカウント。
    145日に満たない年は、翌年以降の日数と合算。
  • 故障者特例(最大60日まで加算)あり。

移籍条件

年俸ランク

FA移籍に伴う補償の有無は、移籍する選手の「旧球団内での年俸順位」で決まる。

年俸順位補償内容
Aランク1位~3位人的補償+金銭(年俸50%)
 または金銭のみ(年俸80%)
Bランク4位~10位人的補償+金銭(年俸40%)
 または金銭のみ(年俸60%)
Cランク11位~無し(人的も金銭も不要)
  • 人的補償が要らないCランクは、FA市場では大人気。
  • 逆にBランクは、よほど実績がない限り
    「セルフ戦力外」となってしまうリスクがある。

人的補償とプロテクト

人的補償が選択された場合、「プロテクトリスト」を作成し
獲られたくない選手を守ることができる。

プロテクト枠28名
プロテクト対象外
(自動プロテクト)
・外国人選手
・直近のドラフト獲得選手
・育成契約選手
拒否権無し(拒否すれば資格停止)
  • プロテクト漏れした選手が指名されれば、絶対に拒否できない。
  • たとえ功労者でも、内海、長野など、泣く泣く移籍した選手も。
    それに引き換え、和田とソフトバンクは、、、

ポスティングとの違い

FA選手の権利
 →行使の有無は選手の意思で決められる。
ポスティング球団の権利
 →許可するかしないかは球団が決める。
  • 球団によって方針が違うので、選手と揉めがち。
  • ソフトバンクは年俸が手厚い反面、一切認めていない。
  • ロッテは易々と佐々木朗希を手放し、最下位へ転落。
  • オリックスも寛容。正尚、由伸と投打の柱が旅立った。

まとめ

野球はドラフト制度があるため、選手は入団する球団を選べない。
よってFA制度は、選手にとっては頑張ったご褒美。
一方獲得する球団にとっては、大幅な戦力UPが見込める半面
人的補償や年俸のバランスで、既存選手の不満を溜めかねない。
やはり重要なのは、ドラフトからの一貫した育成戦略。
FAは数年に1回のスパイス程度に抑えたいところ。

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